小学生の頃、学校の授業参観日のとき、お母さんに初めて自分の名前の由来を聞きました。
　　　そのときはあんまりなにも思いませんでした。
　　　「へぇ、そなんだぁ…」と思ったくらい…


　　　いつの頃かわからないけど、
　　　自分に自信がなくなって、自分が大嫌いになったとき、
　　　「こんなカワイイ名前、あたしには似合わない…」
　　　そんなことを思いました。


　　　名前を聞かれて、
　　　「カワイイ名前だね!!」
　　　と言われるたび


　　　「名前だけはカワイイんだけどね……」
　　　と心の中で言っていました。




　　　【ねね】という名前は
　　　豊臣秀吉の奥さんの名前からとったそうです。


　　　「カワイイ、響きがいい」
　　　とお母さんとおばあちゃんは思ったそうです。


　　　「なんで豊臣秀吉の奥さんなんか浮かんだの?」と聞くと、
　　　「ピンッときたの!!」
　　　と言っていました。


　　　【音々】という漢字はお父さんが考えました。




　　　今でも自分のことは嫌いだし、
　　　自信もないし、
　　　名前も自分には似合わないと思うけど、
　　　【音々】というカワイイ名前をつけてくれた両親と祖母に
　　　「ありがとう」といいたいです。


　　　いつか自分に自信がついて、
　　　自分のことが大好きになったら、
　　　「このカワイイ名前、自分にはぴったり!!似合ってる!!」
　　　って思える時がきたらいいなぁーと思います。