私は、この名前が昔嫌いだった。何でかっていったら、夏に生まれたのに「ユキノ」なんていう名前で、すぐに冬生まれと勘違いされたり…
漢字を「雪乃」と間違えられたり…そのたびに、自分が自分じゃなくなっていく気がしてた。
こうやって感じるのは、大袈裟なのかもしれないんだけど…
「由希乃」って漢字もありきたりだと思うし、
”どうせ間違えられるなら「雪乃」っていう漢字にしてくれれば…”
とも、何度も思ったりした
でも、今ではそんな気持ち薄れてきたよ
今でも、「雪乃」って漢字で間違えられる事あるけれど…今じゃ全然怒れない
私の漢字が間違われても、私が「由希乃」って名前に誇りを持っているから。
最初に、自分の名前の由来を知ったのは、小学校の時の「自分の名前の由来を調べる授業」だった
あまり、好きではない自分の名前の由来を調べる事に少し抵抗があった事…今でもよく覚えてる
だけど、お父さんが名前の由来を教えてくれて…少し自分の名前が好きになったの
『自由に、希望をもって育ってくれますように』
本当に、簡単な意味だった。他の友達みたいに、こった意味じゃなかった
でも、私はこの由来が大好き
私のお父さんは、あまり裕福な家庭に生まれなかった
そのせいか、自分の希望通りの道を歩むために自分の自由を犠牲にしなくてはなかなかった
そんなお父さんが、私に「自由に、希望をもって」って付けてくれたのだ
自分みたいにならないようにって…
そのおかげで、今私は自分の希望通りに生きて…自由に生活してる
高校、希望は落ちてしまったけれど…きちんと併願していたところでも行かせてくれた
「当たり前でしょ?」
そう思うかもしれないけれど、私は本当は「再募集」行かなきゃならなかったんだよ
でも、お父さんが私の肩をぽんぽんって叩いて
「お前はそこの高校に行けばいいから。行きたくない所行かなくていから」
って言ってくれたの
私は、今…ものすごくこの名前が大好き
他の人と違って、凝った意味なんかない
でも、お父さんの気持ちが…たっくさんこもっている名前だと思うから。。。
大好きだよ、お父さん。
そして、お母さん。
この、名前をつけてくれてありがとう。
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